講談社現代新書
斎藤宣彦さんの『マンガの遺伝子』(講談社現代新書)。
“『人間失格』の主人公はマンガ家である。”(←ホントです)
という「そうだっけ?!」な一文から始まり、あまりにツルツル読めビックリ。
斎藤さんに直接話を聞いているかのごとくの読みやすさ。
“本書は、硬派なマンガ評論であると同時に、柔らかいマンガガイドである”
の言葉に違わず、“料理マンガは魔球マンガである”という様な興味深い論点が
いくつも提示されます。
提示される論点や意外な共通点とともに、普段つながらないような
マンガ作品同士が同じ文脈上に浮上し、組み合わされるのがおもしろい。
そして何しろ知識が豊富でいろいろためになるのです。
“おもしろくて、ためになる”
まさに講談社の看板文句じゃないですかw
あ、私提示されている論点でひとつ、すぐに答えられるのがあります。
“少女マンガの背景に突然咲く「花」は、実はマンガのコマではないか”
これへの答えは、
「そういうときもある」
です!
少女マンガの「花」がコマの役割を果たすこともあることを指摘できているのも、
すばらしいです。
内容紹介等こちら
講談社BOOK倶楽部
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2881373
書評『マンガの遺伝子』
http://mediag.jp/news/cat/post-47.html



