2012年01月10日

『マンガの遺伝子』斎藤宣彦

『マンガの遺伝子』 斎藤宣彦 2011/12/20刊
 

          講談社現代新書


斎藤宣彦さんの『マンガの遺伝子』(講談社現代新書)。

“『人間失格』の主人公はマンガ家である。”(←ホントです)

という「そうだっけ?!」な一文から始まり、あまりにツルツル読めビックリ。
斎藤さんに直接話を聞いているかのごとくの読みやすさ。

“本書は、硬派なマンガ評論であると同時に、柔らかいマンガガイドである”

の言葉に違わず、“料理マンガは魔球マンガである”という様な興味深い論点が
いくつも提示されます。

提示される論点や意外な共通点とともに、普段つながらないような
マンガ作品同士が同じ文脈上に浮上し、組み合わされるのがおもしろい。
そして何しろ知識が豊富でいろいろためになるのです。

“おもしろくて、ためになる”

まさに講談社の看板文句じゃないですかw

あ、私提示されている論点でひとつ、すぐに答えられるのがあります。

“少女マンガの背景に突然咲く「花」は、実はマンガのコマではないか”

これへの答えは、

「そういうときもある」

です!

少女マンガの「花」がコマの役割を果たすこともあることを指摘できているのも、
すばらしいです。


内容紹介等こちら

講談社BOOK倶楽部
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2881373
書評『マンガの遺伝子』
http://mediag.jp/news/cat/post-47.html
posted by ヤマダトモコ at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ